愛する人を亡くされた方へ【コープハワイ】

ハワイで設立された死別のグリーフケアサポートグループです。死別のあれこれ、心のあれこれを書き綴ります。

★自死遺族の集まりがほっとする理由★

自死遺族の皆様、お話ししましょう。

日時】3月20日(土)午後3時~4時半(ハワイ時間)

    3月21日(日)午前10時~11時半(日本時間)

参加条件】自死遺族に限ります

参加費】無料

お申込み】Eメールでご連絡ください。ZOOMリンクとパスワードをお送りします。

      info@copehawaii.com   

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同じ『死別』という括りでも、自死遺族と他の死別の遺族では少し違うところがあります。

 

自死遺族は、死別の苦しみや悲しみに加えて、社会的な重荷も負うことがあります。

どういうことかと言うと、ひとつには他者からの偏見や批判で苦しむ場合があります。

例えば、周りの人からこんなことを言われることがあります。

★「家族の中で問題があったんだね」

★「生きたくても生きれない人がいるんだから、死ぬことを選ぶなんて許せない」

★「こんな死に方は、他の人の迷惑」

ただでさえ苦しく、悲しいのに、こんな言葉に耐えられませんよ。

 

また、

★多くの場合、警察に呼ばれて事情を話したり、死因について疑惑をかけられたりします。

★損害賠償や裁判などが必要になることもあります。

★近所の人達から興味本位の質問を受けたり、好奇の目にさらされたりします。

★家族や親戚からも責められたり、関係が悪化してしまったりします。

 

そして他者だけではなくて、自分自身をも責めたりします。

★「もっと早く何か出来たのではないか」

★「あの時、○○してたら」

★「全て自分の責任だ」

 

死別の苦しみだけでも充分なのに、それに加えてこんな痛みを味わうなんて!辛過ぎます・・・😢

でも、自死の90~96%以上は精神的疾患が原因と言われています。

 *1

もしも「死にたい」と言われたら  自殺リスクの評価と対応

もしも「死にたい」と言われたら  自殺リスクの評価と対応

  • 作者:松本俊彦
  • 発売日: 2015/06/02
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)
 

 ですから、他者から責められたり、自分を責めたりするものではありません。

 

自死遺族の集まりがほっとするのは、このような想いをシェア出来たり、他の人からの偏見がないことです。

安心して参加してみてください。

 

 

 

*1:こちらの著書のp.6